「タキシードボディ」を求めて
「タキシードボディのすごいやつ」
この愛称を鉄道好きで知らない方はいないと思う。それはかつてスーパーひたちとして走った651系のことである。色々語りたいことも山々あるが、熱い思いを胸にしまい、本題に入る。
今年の8月に651系が来仙した。その内容については以下の記事に記載している通りである。
この8月の撮影で満足したと思ったのだが、なにか物足りないという未練が残った。未練を断ち切るには、やはり撮るしかない。
ということで茨城に向かい、前日泊して撮ることにした。
撮影地に着いた当時、南東方向にある太陽は雲が覆ってた。ここで晴れてくれないとさらに未練が生まれるのではないかと脳裏をよぎった。すると通過直前に雲の隙間から太陽が差し込んできた。
2018/10/20
9426M 快速 ぶらり川越号 川越行
651系0番台7車(K103編成)
太陽は「タキシードボディのすごいやつ」を照らしていた。そして車体に色褪せない輝きを放っていた。
蛇足ではあるが、E653系U108編成が国鉄特急色になって勝田に戻ってくると発表された。現在波動用で運用されている651系K103編成の去就が気になる。
ナナゴを撮る2018⑨
8/31の夜、某氏の車に同乗し、ある場所へ向かっていた。
翌9/1、目覚めると秋田にいた。そう…僕らは秋田に向かっていたのである。目的は秋田のナナゴを撮ることである。
すぐに撮影地に移動し、ナナゴの送り込み回送を撮ることにした。
2018/09/01
回9422レ
ED75 777+旧型客車4車
まずは早朝の回送である。このとき某氏の機転でこの撮影地にした。元々上った先の撮影地にする予定だったが、撮影当時、霧が深かったため、この判断は正解だったと思う。
次に羽後境で撮影したが、あるハプニングがあったので掲載しない。そして秋田駅の停車時間を利用し、北の方へ向かった。
2018/09/01
9421レ 快速 あきた犬号 大舘行
ED75 777+旧型客車4車
羽後境で撮れなかった分を取り返す形となったが、まぁまぁといったところ。寧ろ晴れたら逆光だったので、今回ばかりは曇ってくれたことに感謝しなければならない。
その後、男鹿線に向かい、男鹿なまはげ号の回送を撮りに行った。
2018/09/01
回9130レ
DE10 1647+旧型客車3車+DE10 1187 PP
割とキャパには余裕があったので無事に撮影はできた。
今回、天候に左右された秋田でのナナゴの撮影であったが、秋田まで運転してくれた某氏には感謝しなければならない。この場をお借りしてお礼を申し上げたい。
ナナゴを撮る2018⑦
8/17、ある用事を終えたときに友人から西目工臨が走るとの連絡が入った。勿論機材をすぐに手にし、撮影地に急行した。
しかし撮影地に着いたとき、雲が太陽を覆っていた。流石に太陽が出ないかと思った通過15分前にある奇跡が起きた。撮影当時、風が西北西に吹いていた。それもあってか太陽を覆っていた雲が南側に移動したのだ。その結果、露出全開になった。そして通過のときがやってきた。
2018/08/17
工9593レ ED75 759+ロンチキ11車
背景は残念だったが、ナナゴは晴れてこそ色が出ると個人的に思う。写真を見て分かると思うが釜次位の盛岡方のエプロンが欠車となっている。仙台地区において片側のみしかエプロンがないロンチキは個人的に見応えがあった。
夏を求めて
8/4この日は太陽が容赦なく照らす猛暑だった。夏らしい写真を求め、東北本線の某有名撮影地に僕は向かっていた。
目的はカシオペア紀行の返却回送である。この日は盛岡行だったので宮城県内を通過するのは昼間だった。そして僕は撮影地に着くまであることを考えていた。
「夏らしい写真とは何か?」
僕の心の中で自問自答した結果、田んぼと絡ませるのがベストだと結論付けた。丁度良い場所に機材をセッティングし、通過のときを待った。
2018/8/4
回9010レ カシオペア紀行返却回送
EF81 139+E26系12車
「夏だ!!」と叫びたいところだったが、この気持ちを心の中にぐっと抑え、シャッターを切っていった。
今年の夏の撮影は今回初めてだったこともあり、夏の始まりを感じさせる撮影となった。
651系7年ぶりの来仙
8/2、仙台に7年ぶりにやってくるとある列車を撮るべく仙台に向かっていた。
651系 かつて「スーパーひたち」と呼ばれていた車両であった。あの日*1もスーパーひたちとして走っていたがあの日を境に状況が一変した。現在は運行区間を品川・上野 - 土浦・勝田・高萩・いわき間となり、使用車両もE657系に、そして列車名もひたち・ときわへと名前が変わった。
話を戻そう。今回、651系が来仙した目的は東京ディズニーリゾートへの団体列車に使用するためである。撮影地を考えたが、今回は編成写真ではなく仙台らしい場所で撮ることにした。
2018/8/2
回9589M TDR臨仙台送り込み回送
651系0番台7車(K103編成)
今回、水戸線経由で回送された関係で東京方が7号車、仙台方が1号車になっている。
しかし、先月末にK105編成が郡山に入場し、モハ651-105/モハ650-102が解体線に入ったのが確認されている。これにより勝田に所属する基本編成はこのK103編成のみとなっている。
秋の臨時列車に651系の運用が記載されたが、製造されてからもう30年経過しようとしている。願わくば10月か11月に撮りたいところである。
*1:2011年3月11日のこと
南相馬へ episode2
5/26、この日はかねてから友人の約束もあり、南相馬へ向かっていた。目的は無論719系だ。常磐線復旧後の719系の運用は、以下の前回の記事を参照してほしい。
2018/05/26
130M 普通 浪江行
719系0番台4車(H-19編成+H-16編成)
さて前回と同じように一連の運用を一通り撮っていたが、あるハプニングがあったのでこの写真のみにした。今回浪江方に運用についたH-19編成は、数日前に要検*1を終えたばかりでスカートと台車が綺麗だった。しかし、原ノ町以南だと日中は2時間に1本と本数が少ない。本数が少ない中、如何に効率よく撮影していくかを学ぶ貴重な機会となった。
*1:重要部検査の略